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風琴工房
9/18 19:00 @スズナリ

「リリーフを当てにしてちゃ先発も勤まらない、そういうことですね」

面白かったー!わーすごい好きでした!完成度の高さ素晴らしい!脚本、演出、役者、音響、照明、舞台美術、どれも好きだった。こういうスタイリッシュで分かりやすくかっこよいのに弱いです(笑)
脚本はまさかの金融関係のお話。正直前半に登場する経済に疎そうな彼ら以上に経済分かってない私からすると、雰囲気で話を楽しんでた感は否めませんが(汗)、それでも前半の分かりやすい用語解説によりちょっとは分かった気になって、少なくともファンドって言葉の意味くらいは多分…(オイ)「僕からすればそれは時代への怠慢です」ってのがぐさっときた。すみません…勉強しようってちょっと思った(ちょっとかよ)
導入部、身近な経済ネタ(銀行の金利マジ低い)からスーツ姿への変身を見せるところまでも本当楽しくて見入ってしまいました。スーツ男子になってからは本格的に話が進むかと思いきや、そこも経済用語の解説がちょこちょこ入って金融初心者に優しい構造。理解のさせかたも「話楽しめりゃいーから!」スタイルで気楽に観れてありがたかったです。
登場人物もみんなアツくてかっこよくていいひと。腹黒そうな金融世界でこんなさわやかにエンタメな舞台を見れて面白かった。
ふと思ったのは三浦しをんの小説(というか『舟を編む』)みたいな後味。実際はきっとここまでうまくいくはずも、こんなにさわやかなはずもないのだけど、断片でいいとこどりかもしれないけど、すごく良い余韻に浸らせていただけた。まとまりすぎて毒がないと言われたらそこまでですが、それのどこが悪いのかと。こんなに満足したのだからそれでいい。

舞台美術、扉に囲まれたセットのスタイリッシュさ、すごい好き。一斉に開けたり閉めたりしたときがそろったときのかっこよさたまらん。序盤、一つ扉開かなくなっててちょっと大変そうでしたが直ってよかったですね。全員、自分の扉が決まっているのも面白くて舞台上の部屋に入ってくるのもみんなそれぞれの扉だから別々のところからなんですね。机の中から登場するのはなんとなく予想ついたけど、壁が開くのは予想外だったなー(笑)細かいところまで作りこまれた印象。
照明もきれいだった。ひとりひとりのスポットとか、映像の使われ方とか、音との相性もすごくよかったですね。
そして音響生演奏!席が音響ブース目の前だったので、演奏風景観れて楽しかった!!めっちゃかっこいい。タイミングの合わせ方とか「生」な感じがびりびりきた。素敵です。

役者のみなさんの安定感半端ない。一定水準以上のものをみなさん持ってらっしゃる感じがかっこよかった。それをさわやかかつ大胆に全面に押し出されていて、男性俳優さん好きの私にはとてもおいしかったです(笑)
谷川役の金丸慎太郎さんのさわやかさ好青年ぶり素敵でした。いそうー。ぜったいアイドルだよまさに!酒巻誉洋さんの国分も、裏で飛び回る縁の下の力持ち(いやめっちゃ表舞台出てるけど)で仕事できそうな切れ者な感じが好きでした。加治役の井上裕朗さんも前半の引っ張ってくださって途中コミカルで目を引かれました。海渡役の多根周作さんの若社長も目で追ってしまった。一番びりっときたのが冒頭に挙げた台詞でした。なんてことない台詞なのに覚悟みたいなのが伝わった。すごい。役者さんてすごい。佐野功さんの片桐はぶっちゃけずるいと思います!(笑)だって絶対いるじゃんこういうやつー!コミュニケーションへたくそー!それでおばあちゃん子とかもう!(爆)だいすきだ!

千秋楽の日の観賞でした。カーテンコールは3回。言葉のお礼や一列に並ぶことなく、それぞれが扉の前で礼をされるシンプルで余韻を残す終わりでした。

(2013/9/20記載)
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