FC2ブログ
Welcome to my blog

クノセカイ

劇団普通
5/14 18:00@Gallery & Space しあん

「あなたに名付け親になってもらいたいってサルヴァトーレとも話してるの」
脚本:屋代秀樹(日本のラジオ)。演出:石黒麻衣(劇団普通)。
日本庭園をバックに事件まきおこるイタリアンマフィアの一夜。クールだった。

漢字では「苦の世界」であってるのかな。さすがの屋代さん脚本であり、演出が違うとこんなに印象が違うのかと改めて。石黒さんの演出は、日本人がイタリア人を演じる違和感をすべて逆手に取っている攻めの演出の気がした。日本家屋の一室で行うのもしかり、大げさな身振り手振りで話すであろうイタリア人の会話も静かに極力動きをなくしていることもしかり。台詞と行動のアンバランスさで観客の集中を引き付けていたと思います。緊張感に緩急があった。一人だけ日本女性のウエイトレスがその制約(?)に縛られないのが顕著で一人だけ纏う雰囲気が違ったし。静かな音を立てない動きは日本の能のようであり、顔が近づいても交わらない視線や人形のように変わらない表情。時間軸の飛び方もスムーズで見ていてどんどん不思議な世界観に引き込まれました。最初はすごくスケールの大きいはなしの気がしていたのだけど話が進むにつれ集約される様は脚本そのものの魅力と相まって素敵だった。映画にでもありそうな復讐劇。余韻の残る終わりでした。

芸達者な役者さんが多く、間近で見られて贅沢でした。三澤さきさんかわいらしい。子供時代の照れているところきゅんとした(笑)マフィア感が一番あったのは三瓶大介さんだったと思います。一番怖かった。宮崎雄真さんは柔軟でさすがでした。澤原剛生くんのチンピラ感と少年感も。市川賢太郎くん難しい役どころ頑張っていたなと思います。村山新さんやっぱり繊細。動きがすごくなめらかでスローモーションのよう。硬軟の差が見事でした。石黒麻衣さんの役者は初めて拝見しましたが独特の雰囲気が素敵だった。

(2016/5/15記載)
スポンサーサイト



Comments 0

Leave a reply