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ノスタルギヤ

Ammo
2/9 14:00@d-倉庫

「例えば地球儀をもってどこがボスニアヘルツェゴビナか聞いてみると良い。正しい場所を指せる日本人が何人いるか」

ボスニアの民族紛争の歴史を垣間見せる社会派劇。上質な歴史劇だったと思います。

ユーゴスラビアの紛争についてはサッカーのストイコビッチやオシム監督の話でちょっと知っているくらい。それを深く掘り下げ、その上で馴染みの薄い日本人にも分かりやすく仕上げてくれていた。衣装の色の統一や、場面転換の際の花の色で分裂や優勢勢力をわからせてくれるのがよかった。これがどこまで本当でどこからがフィクションかなんて関係ないと思う。ただ、こういった悲しい戦争が地球上に存在し、人生が変わってしまったひとが確かにいたというのは事実と思う。私自身の知識不足によっていろいろ理解しきれていないところはあるので、それを知るきっかけになったことは本当にありがたいこと。ムスリムについてとか、いまの世界でなにが起こっているかとか、偏見を持たずに事実をみることの難しさも感じた。ただ、舞台として、話の大きさに対しもう一歩なにかが足りないというか、歴史モノの難しさも感じました。お話のれっきとした事実が強すぎるので、それをどう扱うかということと思う。ただお話をみるだけでは演劇を観る意味がないと最近思うからなのだけど…でもそれはこの話がとてもとても良かったから更に感じるのだとは思う。ある意味それもいまの現状を表されていると思いました。当事者ではなく安全な観客の立場でいるんだな私は。もっと関わっていかなくちゃ。

前園あかりさんとても素敵だった。とらわれない自由さと孤独と。津田修平くんかっこよかった。彼の強さと良さが出ていたと思います。荒川ユリエルさんの飄々としたところ、したたかさ、かっこよかった。海田眞佑くん、相変わらずの明るさで盛り上げていて素敵。木原実優ちゃんの後半の硬質な強さと弱さ、ぐっときました。坂井宏充さんかっこいいのと柔らかいのと緩急が絶妙。谷仲恵輔さんのこういう優しさ、はじめてみたかも?とても素敵でした。山崎丸光さんの硬質な意思も表す演技、本当にはまる。

(2018/6/1記載)
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