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セックス ドラッグ 花嫁修行

美貴ヲの劇
9/8 17:00@眼科画廊

「僕は彼女を助けることができませんでした。けど彼女はかわいそうなままでいたいんだからしょうがないですよね」

「絶対届かない存在しか愛せない皆さんへ捧ぐ短編集」と銘打たれ、さすがの美貴ヲの劇節。短編と思いつつ最後ゆるやかに繋がっていて、なるほどとなった。

「ブス土」は初演に出ていた身としてはなんかもぞもぞしましたが(笑)、エキスだけ抽出した感じで短いけど濃くまとまってて面白かったです。演出変えなかったのはあえてなのかな。せっかく場所もキャストも違うんだし、もっと大改変しても全然びくともしなそうないろんな味付け(?)のできる脚本と思っていたので、なぞってる感がしたのがちょっと残念。それなら初演の方がいいなと思っちゃうのは出てたからもあるけど!(笑)でも今回初めて観た方にはインパクトある話だったと思います。「カリスマ絵本作家」はなぜ既成で超メジャーな「はらぺこあおむし」を選んだのかを聞きたかった。好きな絵本だからムカッとした(笑)(誉め言葉でいいはず)誰かの権力を笠に着てやってしまう、という面白さなのかと思いますが、それならなんかもっと女性に響きそうな絵本(「100万回生きたねこ」とか「ぐりとぐら」とか)がよかったのではとか。逆に内容が示唆的じゃないのがよかったのかな…。あとは長さの問題もあったと思いますが。うちわとかペンライトとかすごいこれだけのために色々準備と練習がされていてすごかったです。女性の狂気を感じるよね。「OLピエ田ピエ子の憂鬱」初演観たんだったかな…忘れている…でもこういううざい女子描かせたらやっぱり昔から美貴ヲさんすげーんだなと思いました。「わたしはザリガニになりたい」の歪む世界観がすごい。好きでした。「ペアーズ!」っていう敬礼なにそれ。さすがです。「沼地のミスブラジル」が一番素敵だった。ほぼ二人芝居で、二人の関係性も含めサスペンスだったし、役者さんも最高によかった。童話の「青い目さん」を思い出しました。「幸福の花嫁病院」はえんちえさんが龍の女にしか見えなくてびびる(笑)なるほどな、というオチでとてもすっきり。こういう短編集でも繋がっている話は大好きです。面白かった。衣装もみなさん可愛かった。あとプロジェクターと、スクリーン奥の壁の使い方の上手さが素敵だった。狭い空間で短編なのにそれぞれちゃんと別の世界だった。最後のサトルの盗撮写真びびった(笑)AURYNのときに私が撮った写真も使ってくれてて嬉しかったです(笑)

遠藤ちえさんは不思議な世界の中だと実感があって、現実世界だと少し浮世離れ感がある。特異な存在感だよなあ。サトモリサトルくん出ずっぱりお疲れさまでした。最高にフィーチャーされてましたね。クズでも彼自身が清潔感あるからきっと見てられるんだろうな。そしてひきのさつきさんの強さを再確認しました。パワーが溢れている。三森あかねさんのえんちえさんとはある意味真逆の安定感が魅力的でした。

(2018/9/28記載)
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