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とりゅふ

劇団きのこ牛乳
9/14 18:30@ギャラリーしあん

「とおいところというだけで、そこはキラキラした憧れの場所なのよ。そうは思わない?」

演出:奥村拓。オムニバス公演の再演と新作1本。かわいい毒のあるお話たちでまさにきのこ。

「モク拾い」は設定とかいろいろ突っ込めそうなところはありつつ、役者さんの演技をしっかり観れて楽しかった。トリュフは美味しいと思ってしまう私は凡人でパンピーなんだろうな。「妄想姉妹」は初演を観ていたはずだけど全然違う話に見えた。ロマンチックなお話だった。「ひとりあそび」は切なくなる。リフレインする構造が楽しくて最後のオチもよかった。「コンティニュー」これって「ツヤマジケン」の前日譚なんですね!なるほど。面白かったなあ。「R」は私も出てたけど、演出が違う方だからやっぱり違う見え方になってて、特に女の立ち位置が全然違って、だからすんなり観れましたが、でも最後はちゃんと芯の部分が同じって分かって泣きそうになった。長台詞、全部は言えなかったけど口の中で唱えてしまった。覚えているもんだなあ(笑)ラストの赤い糸の演出素敵だった。女と男の糸はどこに続いているかわからない。北野映画をちょっと思いだしたのと、あるフレーズが頭をよぎった。どうして今回しあんでやったんだろうなと思った。家の中の話もあったけど、違うのもあったし、あんまりしあんの特性を使ってないなと思ったので。奥村さんの演出は一貫してフラットで、劇的な変化はなくいつのまにか情景がじんわり変わっている。少しひんやりする肌触りの短編集になったと思う。

千草さん全編にわたって出演お疲れさまでした。相変わらず色気もあるし不思議な雰囲気。大数みほさんとても素敵でした。凛と背筋が伸びているのに夢見心地。バランス感覚が素敵。坂井宏充さんのおにいちゃんが最高だったなあ。疲れ具合というか。るんげちゃんのひとり芝居パート、楽しそうで、それでいてきちんと切なくて、自然でよかったなあ。山城秀之さんの飄々とした社長さんが、やはりこのひとにしか出せない雰囲気をお持ちだなと思いました。

(2018/9/28記載)
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